介護リフォーム事例(玄関・屋外)
この記事では、生活のお困りごとを介護リフォームでどのように解決したのかを実例をもとに詳しく紹介します。今回は「スロープ造作」をご紹介します。
お困りごと
玄関から門扉までが段差だらけで、歩行器が使えない…
今回のご相談者さまは、膝の手術をきっかけに外歩き用の歩行器をレンタルしていました。お一人住まいで近くのスーパーまで買物に行くことを日課とされていました。 そんなある日、は脳梗塞を発症。足に軽い麻痺が残りました。「歩行器を使えば移動はできる。でも、踏ん張りが効かなくて、ふらついて怖くて・・・」と不安を抱えていらっしゃいました。「外出は続けたい。ただ、玄関の段差でふらふらしてしまい大変で・・・」とご相談いただきました
解決方法
ビフォー
玄関から門扉までの道のりは、舗装などもされておらずデコボコの状態でした。以前なら多少地面がデコボコしていても足でふんばりが効いたので問題はなかったのですが、足に麻痺がある今は転倒の危険性が非常に高いと判断しました。また歩行器もデコボコ道を使うような仕様ではないため、歩行器の故障にもつながりかねませんでした。
アフター
そこで、歩行器で外出が出来るように、門扉から玄関先までのスロープ造作工事をご提案。門扉の段差を取り払い、玄関先の段差につながるように緩やかな勾配のスロープをつくり、歩行器でも行き来が出来るようにしました。段差を乗り越える必要もなくなり負担なく出かけることが出来るようになられ、脳梗塞発症前と変わらずに楽しみの買い物を続けていらっしゃいます。
他にも嬉しいエピソードを頂きました。「病気をする前から、買物後の荷物を載せた歩行器を抱えて移動するのが大変に思っていたの。スロープでそのまま玄関に入れるからとても楽になって良かった」と表には出ていなかったお悩みの解決にも繋がりました。
この記事の著者
会社名:株式会社千広
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