福祉用具活用事例(手すり)
この記事では、生活のお困りごとを福祉用具使ってどのように解決したのかを実例をもとに詳しく紹介します。今回はスタンディ(手すり)をご紹介します。
お困りごと
玄関での靴の履き替えがつらい…
今回のご相談者さまは、ひざの関節痛をお持ちの方で普段からしゃがんだりするとひざに痛みを感じることが多かったそうですが、靴の履き替えはなんとかご自身でできていたそうです。しかし、つい最近ひざの関節痛が悪化してしまい靴の履き替えも難しくなってしまったようです。ご自宅では基本的に一人のことが多く誰かに手伝ってもらうことも難しく、買い物や気分転換でもよく外出していたので、外出ができなくなることが何よりつらいことだとおっしゃっていました。
解決方法
ビフォー
ご相談者さまの玄関は大きな段差はないものの、手すりや掴まるところがほとんどありませんでした。靴を履くために一度座ってしまうと、掴まるところもなく立ち上がりができない状態になってしまうような状態でした。
アフター
今回はスタンディという置き型手すりをご提案しました。スタンディは手すりでありながら、左の写真を見てわかる通り「椅子」としても活用ができる商品です。座って靴を履き替えられるため、ひざへの負担も軽減されますし、立ち上がるときや支えが欲しいときには手すりとしても使えます。
ぱっと見で「通常の椅子でも代用できそう」と思われる方も多いかもしれませんが、通常の椅子と大きく違う点は『重さ』です。通常の椅子は押したり運んだりするため軽い素材で作られていることが多いですが、スタンディは『支える』ために設計されており重量があります。ですので置き型でありながら安定性が高く、利用者さまも安心して使えます。
ご相談者さまにスタンディを使っていただくと、靴の履き替えもご自身でできてすごくうれしそうにされており、「これで外出も自分のペースでできる」と喜んでおられました。
この記事の著者
会社名:株式会社千広
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