【高齢者向け】命を守る熱中症対策!原因・症状・予防法を徹底解説!〜快適な夏はエアコンのお手入れから〜

近年、夏の猛暑はますます厳しさを増し、熱中症による救急搬送者数や死亡者数のニュースを目にしない日はありません。熱中症は、年齢に関わらず誰にでも起こりうる危険な状態ですが、特に注意が必要なのが高齢者の方々です。
体力や体温調節機能が低下している高齢者は、熱中症を発症しやすく、さらに重症化しやすい傾向にあります。ご自身はもちろん、ご家族や周囲の方々も正しい知識を持ち、適切な対策を講じることが、かけがえのない命を守ることに繋がります。
この記事では、なぜ高齢者が熱中症になりやすいのか、その理由から具体的な予防策、そして万が一の際の初期症状までを詳しく解説します。今年の夏を安全に、そして快適に過ごすために、ぜひ最後までお読みください。
なぜ高齢者は熱中症になりやすいのか?その理由を解説
高齢者が熱中症のリスクが高いとされる背景には、加齢に伴う身体的な変化や生活環境が大きく関わっています。主な理由を詳しく見ていきましょう。
1.体温調整機能の低下
私たちの体は、暑い時には汗をかいたり、皮膚の血管を広げて熱を外に逃がしたりすることで体温を一定に保とうとします。しかし、加齢とともにこれらの機能は低下していきます。汗腺の数が減少したり、発汗量が少なくなったりするため、汗による体温調節が効きにくくなります。また、皮膚の血流反応も鈍くなるため、体内に熱がこもりやすくなるのです。

2.暑さや喉の渇きを感じにくい
高齢になると、皮膚の温度センサーの感度が低下し、暑さを感じにくくなる傾向があります。そのため、気温が高い環境にいても「暑い」と感じず、対策が遅れてしまうことがあります。さらに、体内の水分が不足しても喉の渇きを感じにくくなるため、水分補給が不十分になりがちです。気づかないうちに脱水症状が進み、熱中症のリスクが高まります。

3.体内の水分量が元々少ない
人間の体の約60%は水分で構成されていますが、高齢者は若い人に比べて体内の水分量が少なく、約50%程度まで減少しています。筋肉量が減少し、脂肪の割合が増えることが主な原因です。元々の水分量が少ないため、少し汗をかいただけでも脱水状態に陥りやすく、熱中症を引き起こす危険性が高まります。

4.持病や服用している薬の影響
高血圧、心臓病、糖尿病、腎臓病などの持病を抱えている方は、体温調節機能や循環機能が低下している場合があり、熱中症のリスクが高まります。また、病気の治療のために服用している薬の中には、利尿作用のあるもの(降圧剤など)、発汗を抑制するもの(抗ヒスタミン薬、向精神薬など)、体温調節中枢に影響を与えるものなどがあり、これらが熱中症の誘因となることもあります。かかりつけ医に相談し、夏場の体調管理についてアドバイスを受けることも大切です。

5.生活環境や習慣
一人暮らしや日中独居の高齢者は、体調が悪化しても周囲に気づかれにくく、対応が遅れる可能性があります。また、「電気代がもったいない」という理由でエアコンの使用を我慢したり、暑くても窓を閉め切って過ごしたりする習慣がある場合も、熱中症のリスクを高めます。

これらの要因が複合的に絡み合い、高齢者は熱中症になりやすい状態にあると言えます。
見逃さないで!熱中症のサイン(初期症状)
高齢者が熱中症のリスクが高いとされる背景には、加齢に伴う身体的な変化や生活環境が大きく関わっています。主な理由を詳しく見ていきましょう。
熱中症は、症状の進行度によって対応が異なります。初期症状に早く気づき、適切に対処することが重症化を防ぐ鍵となります。以下のような症状が見られたら、熱中症を疑いましょう。
・めまい、立ちくらみ、顔のほてり
体温が上昇し始めると、血管が拡張し、血圧が低下しやすくなります。
・筋肉痛、筋肉のけいれん(こむら返り)
汗とともに塩分(ナトリウム)が失われることで、筋肉の収縮に異常が起こります。
・体のだるさ、倦怠感、吐き気、頭痛
脱水や体温上昇により、体の機能が低下しているサインです。
・汗のかき方の異常
大量に汗をかく場合もあれば、逆に暑いのに全く汗をかかなくなる場合もあります。汗が出なくなるのは、体温調節機能が限界に達している危険な兆候です。
特に注意したい重症化のサイン
特に注意したい重症化のサイン
意識障害: 呼びかけへの反応が鈍い、言動がおかしい、意識が朦朧としている。
けいれん: 体がガクガクと震える。
高い体温: 体に触ると非常に熱い。
これらの重症のサインが見られる場合は、迷わず救急車(119番)を呼んでください。

高齢者の注意点
高齢者の場合、上記のような典型的な症状がはっきりと現れないこともあります。「なんとなく元気がない」「食欲がない」「口数が少ない」といった普段との様子の違いが、熱中症のサインである可能性もあります。ご本人だけでなく、ご家族や周囲の方々が日頃から体調の変化に気を配り、こまめに声をかけることが非常に重要です。
今日からできる!高齢者のための熱中症対策例
高齢者が熱中症のリスクが高いとされる背景には、加齢に伴う身体的な変化や生活環境が大きく関わっています。主な理由を詳しく見ていきましょう。
こまめな水分・塩分補給
●喉が渇く前に飲む: 喉の渇きを感じる前に、意識的に水分を補給することが大切です。1日の目安は1.2リットル程度ですが、活動量や環境に応じて調整しましょう。
●タイミング: 起床時、入浴前後、就寝前、外出前後は特に意識して水分を摂りましょう。

●何を飲むか: 基本は水や麦茶ですが、汗をたくさんかいた時は、塩分も失われているため、経口補水液やスポーツドリンク、塩分を含んだ飴やタブレットなどを活用しましょう。ただし、糖分の摂りすぎには注意が必要です。
●カフェイン・アルコールは控える: コーヒー、緑茶、紅茶、アルコール飲料には利尿作用があり、かえって脱水を進めてしまう可能性があります。飲み過ぎには注意しましょう。
室内環境の管理
●エアコン・扇風機の活用: 暑さを我慢せず、エアコンや扇風機を適切に使いましょう。室温の目安は28℃以下、湿度は60%以下が推奨されています。直接体に冷風が当たらないように、風向きを調整したり、扇風機で空気を循環させたりする工夫も有効です。

●温度計・湿度計の設置: 感覚だけに頼らず、温度計や湿度計を部屋の見やすい場所に設置し、客観的な数値で室温・湿度を把握する習慣をつけましょう。
●遮光・断熱: カーテンやすだれで直射日光を遮ったり、窓に断熱シートを貼ったりすることも室温上昇を抑えるのに効果的です。
服装の工夫
●素材選び: 吸湿性・速乾性に優れた綿や麻、通気性の良い素材の衣服を選びましょう。下着も吸汗性の高いものを選ぶと快適です。
●デザイン: 体を締め付けない、ゆったりとしたデザインの服がおすすめです。
●色: 白や淡い色の服は熱を吸収しにくいと言われています。

●屋内での注意: キッチンでの火を使う調理や、浴室での長湯も体温を上昇させる原因になります。換気を十分に行い、時間を短くするなどの工夫をしましょう。
暑さを避ける行動
●外出の時間帯: 日中の特に気温が高い時間帯(午前10時~午後2時頃)の不要不急の外出は避けましょう。
●外出時の注意: やむを得ず外出する場合は、日陰を選んで歩き、こまめに休憩を取り、水分補給を忘れずに行いましょう。公共施設や商業施設など、冷房の効いた場所で涼むのも良い方法です。

●屋内での注意: キッチンでの火を使う調理や、浴室での長湯も体温を上昇させる原因になります。換気を十分に行い、時間を短くするなどの工夫をしましょう。
体調管理
●バランスの取れた食事: 夏バテを防ぎ、体力を維持するためにも、栄養バランスの取れた食事を3食きちんと摂ることが大切です。特に、タンパク質やビタミン、ミネラルを意識して摂取しましょう。
●十分な睡眠: 睡眠不足は体力を低下させ、熱中症のリスクを高めます。寝室の温度・湿度を適切に保ち、質の高い睡眠を確保しましょう。
●日頃の健康管理: 持病のある方は、かかりつけ医の指示に従い、しっかりと治療を続けましょう。体調に不安がある場合は、無理をせず休息をとることが重要です。
周囲の見守りと声かけ
●コミュニケーション: 一人暮らしや日中独居の高齢者に対しては、家族や近所の人、民生委員、地域の支援センターなどが連携し、電話や訪問などでこまめに安否確認や声かけを行うことが大切です。「エアコン使ってる?」「水分摂ってる?」など、具体的な問いかけが有効です。
●SOSを出しやすい環境: 体調が悪くなった時に、遠慮なく助けを求められるような関係性を日頃から築いておくことも重要です。
まとめ:熱中症予防は万全の対策から。
高齢者の熱中症は、時として命に関わる深刻な事態を引き起こします。しかし、そのリスクは正しい知識と日々の適切な対策によって、確実に減らすことができます。
「自分は大丈夫」と思い込まず、今回ご紹介した「こまめな水分補給」「適切な室内環境の管理」「暑さを避ける工夫」「周囲の見守り」などを、今日からぜひ実践してください。
特に、室内での熱中症を防ぐ上で欠かせないのがエアコンです。暑さを我慢することなく、快適な室温を保つことが、何よりも効果的な予防策となります。
しかし、そのエアコンも、内部が汚れていては本来の性能を発揮できません。フィルターの目詰まりや内部のホコリ、カビの付着は、冷房効率を著しく低下させ、余計な電気代がかかる原因となります。それだけでなく、エアコンから吹き出す風に乗って、カビの胞子やホコリが室内に拡散され、アレルギーや呼吸器系の疾患など、健康被害を引き起こす可能性もあるのです。

せっかく熱中症対策のためにエアコンを使っていても、そのエアコンが健康を害する原因になってしまっては本末転倒です。
そこで、快適で安全な室内環境を維持するために、私たちが強く推奨したいのが定期的なエアコンクリーニングです。

弊社では、専門の技術者がエアコンを分解し、内部の熱交換器やファンに付着したホコリやカビを徹底的に洗浄するサービスを提供しております。プロによるクリーニングを行うことで、
・冷房効率が回復し、設定温度を過度に下げなくても快適な室温を保てるようになる
・電気代の節約につながる
・カビやホコリを除去し、清潔で安全な空気を送り出せるようになる
・エアコンの嫌な臭いがなくなる
・エアコン本体の寿命を延ばす効果も期待できる
といったメリットが得られます。
本格的な夏が始まる前に、ご自宅のエアコンをプロの手でリフレッシュしませんか?清潔で効率の良いエアコンは、熱中症予防はもちろん、夏の快適な暮らしを力強くサポートします。
今年の夏を、健康で安心して過ごすために。ぜひ、弊社のエアコンクリーニングサービスをご検討ください。
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株式会社千広は熊本県で「福祉用具レンタル・販売事業」と「住宅改修・リノベーション事業」を行う会社です。福祉用具レンタルなどを行う上でたくさんの高齢者の方のご自宅に訪問することも多く、夏場などは熱中症の危険度が高い状態のご自宅もあります。
千広は地域に住む高齢者の方が安全に生活できるよう福祉用具事業をはじめ、エアコンクリーニングなど高齢者の方の安心な生活環境作りを幅広く対応していきます。
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この記事の著者

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